NPO会計について
仕訳の事例
※下記仕訳は複式簿記により振替伝票に記帳する場合です。
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1.正会員希望者から、入会金3,000円と年会費5,000円を現金で受け取った。
現金か預金に振込みかで違います。
※勘定科目が会費・入会金となっている団体もありますが、入会金は、入会するときだけなので分けたほうがいいと思います。金 額 借方科目 摘 要 貸方科目 金 額 8,000 現 金 ○○さんより○年度分 会 費 3,000 入会金 5,000 8,000 合計 8,000 -
2.コピー用紙400円と事務用文房具300円を購入し、合計700円を現金で支払った。
※机・椅子などの備品、封筒・コピー用紙・ファイルなどの事務用品、備品類と、事務用品の科目を分けて「備品消耗品費」「事務消耗品費」にすることもあります。
金 額 借方科目 摘 要 貸方科目 金 額 700 事務消耗品費 コピー用紙・文房具 現 金 700 700 合計 700 -
3.会員が7月8日に立て替えて購入した茶菓代500円のレシートを7月30日に受け取り、その場で現金で支払った。
※実際に出金した日で伝票起票 レシートには出金日を記入しておく
○年7月30日
金 額 借方科目 摘 要 貸方科目 金 額 500 雑 費 事務所茶菓代 現 金 500 500 合計 500 -
4.臨時のイベントを開催し、入場料500円×30名分の収入を得た。
※臨時であれば“定款の特定非営利活動に係る事業”でその他の事業
金 額 借方科目 摘 要 貸方科目 金 額 15,000 現 金 資料代@500×30名 その他事業 15,000 15,000 合計 15,000 -
5.毎月1回開催するバザーで、8月2日に65,000円の売り上げがあった。
※不定期に年1回であれば雑収入でかまわないと思うが、月1回定期的にとなると収益事業になるので○○事業〔定款の特定非営利活動に係る事業名でやるのか又はその他の事業(前条の目的を達成するために必要な事業)になります〕
金 額 借方科目 摘 要 貸方科目 金 額 65,000 現 金 バザー収入 ○○事業 65,000 65,000 合計 65,000 -
6.臨時のアルバイトを1週間雇い、25時間で20,000円の賃金を支払った。
金 額 借方科目 摘 要 貸方科目 金 額 20,000 雑 給 ○○○○ 現 金 20,000 アルバイト料 20,000 合計 20,000 -
7.事務用のパソコン250,000円を1台、現金で購入した。
※1年目から減価償却が必要になります。
金 額 借方科目 摘 要 貸方科目 金 額 250,000 什器備品 パソコン1台 現 金 250,000 250,000 合計 250,000
こちらも参照ください。→NPO法人会計基準(外部リンク)